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急性心筋梗塞についてて

心筋梗塞とは?

心臓は全身に血液を循環させるポンプの役目をしています。1分間に約70回心臓の筋肉が拡張と収縮を繰り返し、酸素や栄養分をふくむ血液を全身に送り出しているのです。

この心臓の筋肉(心筋)を栄養する血管を冠状動脈といいますが、これが動脈硬化で狭くなったり、動脈硬化の部位に血栓が付着して詰まったりする病気が虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)です。
心筋に流れる血流が少なくなると一時的な胸の痛み(圧迫感)を感じます。これを狭心症といいます。血管が完全につまると、心筋はダメージ(壊死といいます)を受けてしまい、危険な不整脈がおこったり、十分にポンプできなくなったりします(心不全、心源性ショック)。
ダメージが大きかったり、危険な不整脈が出ると死亡することがある怖い病気です。

心筋梗塞になったらどんな症状があるの?
どう受診すればいいの?

狭心症も心筋梗塞も、胸の痛みまたは圧迫感、動悸、呼吸困難などの症状が出ます。

狭心症の場合は数分でおさまることが多いですが、心筋梗塞になってしまうと、症状の程度がより強く、冷や汗をともない、また持続時間も30分以上続きます。場合によっては、あごや左腕、上腹部などにも痛みを感じることがあります。症状が非典型的で、患者様ご自身が、心臓の病気と思われない場合や、まれに症状がでないこともあります。冠動脈がつまった瞬間から、心臓のダメージ(壊死)がどんどん進んでいきます。
そのため上記のような症状を感じたら、すぐ最寄りの病院の救急室を受診し、つまった冠動脈をできる限り早く再開通し、血液の流れを再開する治療(カテーテル治療)をなるべく早期(症状出現から6時間以内、できれば3時間以内)に受け、ダメージを受ける範囲をなるべく小さくとどめることが非常に大事です。沖縄県には緊急でカテーテル治療できる病院が各地区に多くあります。このような急性期病院ではバルーン(風船)、血栓吸引、ステントなどの手段を用いて、つまった血管をひろげます。このような治療は緊急で24時間うけることができますので、冷や汗をともなう胸痛を自覚し、心筋梗塞かもしれないと思ったらすぐに、救急車をよんで最寄りの救急室を受診してください。

急性期病院に入院したら?

カテーテル治療と同時に、急性期病院では、血栓を予防するお薬(抗血小板剤や抗凝固剤)、および、危険因子(高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満など)をコントロールするお薬、心臓を保護すお薬などが投与され、その病院のクリニカルパス(治療計画)にのっとったリハビリがはじまります。

最初はベッドの上で安静が必要ですが、状態に応じて、活動をゆっくりあげていき、早ければ7日~14日で退院します。心不全や不整脈などが出て、長く入院が必要な場合があります。また入院中に追加でカテーテル治療や、外科的バイパス手術が必要になる場合もあります。
心筋梗塞の初期治療としては、カテーテル治療でなるべく早期につまった血管を再開通することが最も予後改善に重要ですが、一度心筋梗塞になったあとは、2回目をおこさないようにすること(2次予防)が非常に重要です。そのためには、危険因子を、薬剤、生活習慣の改善(食事、運動、禁煙)でコントロールすることが非常に大切です。このために血圧、糖、コレステロールなどの目標値の目安がさだめられています。また適度な運動、食事のコントロール、禁煙が非常に大切です。

急性期病院を退院したら?

急性期病院で病状が安定したら、退院し、外来で薬剤、食事療法、運動療法などを行っていきます。

安定した患者様は、かかりつけ医をきめていただき、安定期の危険因子の管理や投薬は、かかりつけ医で行ってもらうようにしましょう(安定しない場合はそのまま急性期病院の外来で通院ということもあります)。患者様の情報は、「私のカルテ」という手帳に記載しご自身またはご家族にそれを常時携帯していただくと同時に、患者様の同意が得られましたら、情報をIT化し、沖縄津梁ネットワークに登録します。患者様を急性期に治療した急性期病院と、退院後慢性期にフォローを受けるかかりつけ医が同じ情報を共有することで、よりきめ細かい治療が受けられます(これを地域連携クルニカルパスといいます)。お薬は決して自己判断で中断しなよう気を付けてください。また定期的(6か月、1年など)に急性期にかかった病院にも受診し、必要に応じて、より専門的な検査(冠動脈CT,冠動脈造影他)を受けたりする場合もあります。症状が再発した場合(息苦しい、胸が痛い、動悸がするなど)いつでも急性期病院を受診することができます。

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